まともな人や仕事ができる人が次々と辞めていく……そんな職場で働いていませんか?
結論から言うと、そんな職場からは今すぐ離れましょう。
まともな人や仕事ができる人が辞めていく職場は、給与が低かったりパワハラやセクハラが横行している可能性があります。
また将来的なスキルアップが望めなかったりと、デメリットが非常に多くあるのです。
まともな人から辞めていく会社の特徴
まともな人や仕事ができる人が次々と辞めていく、そんな会社の特徴は3つです。
- 将来性がない
- 評価があいまい
- パワハラやセクハラが横行している
これらを一つずつ解説していきます。
将来性がない(会社が右肩下がり)
1つ目の特徴は、会社に将来性がないということです。
- 業績が悪い
- ひとつの得意先に売上が依存している
- やり方が古い
- 社長のワンマン経営
具体的にはこのような傾向があり、また業界全体として衰退している場合も今後の成長は見込めません。
こういった会社の業績は落ちる一方で、最悪の場合倒産も考えられます。
評価があいまい
2つ目の特徴は、評価の基準があいまいであるということです。
評価制度や給与体系があいまいでは、成果やスキルを正しく評価してもらえません。
上司が感覚で部下を評価しており、昇進や昇給の基準がわからないとなれば、モチベーションも上がりません。
また評価制度があいまいな会社は、年功序列で仕事の成果に関わらず年齢で給与や役職が決まっている場合もあります。
パワハラ・セクハラ加害者が多い
3つ目の特徴は、パワハラ・セクハラ加害者が多いということです。
コンプライアンス意識が高まっている昨今、その中でもパワハラ・セクハラ加害者が多いということは、それだけ考え方の古い上司が多く、会社としてもその体制に危機感を感じていないということです。
またパワハラ・セクハラの多い職場は、職場内の雰囲気が悪かったり、社員が伸び伸びと働ける環境でない場合も多いです。
まともな人から辞めていく理由
まともな人ほど会社の状況を客観視でき、決断から行動までのスピードも早いものです。
まともな人が辞めていくにはどのような理由があるかを具体的にご紹介します。
パワハラ・セクハラが頻繁にある
上司のハラスメント行為が日常的で、ハラスメントへの危機感が薄い会社は、会社へ相談したとしても改善を期待することはできません。
会社全体として体質が古い傾向にあり、上司は能力評価でなく年功序列で上がった人である場合も多いです。
能力を持たない人が上司という立場になることで、権力を振りかざしたハラスメント行為が起きやすい環境になる、という悪循環が生まれている可能性があります。
このような古い考えや体質が改善されることを待つよりも、転職した方が良いと判断し辞めてしまいます。
会社の将来性がない
まともで優秀な人は、将来性を見据え、成長が見込めない会社は早めに見切りをつける傾向にあります。
また優秀な人ほど、社内でのスキルアップだけでなく自身の市場価値を高めることに重きをおいています。
将来性の低い会社で働き続けるのであれば、伸びている会社で自分のスキルアップを目指した方が自身の成長スピードも早いです。
優秀な人は成長性のある業界、会社を見極める力も持ち合わせているため、早期に決断し転職してしまいます。
スキルアップが望めない
まともで優秀な人は、成長意欲も高い傾向にあります。
優秀さに見合った仕事ができていないとなれば、仕事へのモチベーションも上がりません。
また会社の成長性が低い場合、その会社においての自身の成長性も低いと判断します。
優秀な人は自分のキャリアについて考える人も多く、自分のスキルや経験を積み上げるべく、転職してしまいます。
給料が上がらない
評価制度があいまいな会社に多い傾向です。
上司の主観で評価され、スキルが正当に評価されないとなれば仕事へのモチベーションは上がりません。
また会社の業績が悪いために、社員の給料を上げられないという可能性もあります。
優秀な人は、正当に評価され昇進や昇給が見込める会社へ転職してしまいます。
評価制度に客観性がない
評価が上司の主観によって行われる場合、昇進や昇格の道筋が社員には見えません。
優秀な人は、管理職の経験を早くから積みたいという人や成果主義の人が多いです。
そのため、評価制度が社員に公表され、管理職につくにはどのようなステップがあるのかが明確であること、またそれに連動した給与、昇給の仕組みができている会社へと転職してしまいます。
まともな人から辞めていく職場に残るデメリット
まともな人が次々と辞めていくような職場に留まる理由はありません。
自分でも、このままでいいのか不安を感じていませんか?
ここからは、そのような職場に残ることで想定されるデメリットをご紹介します。
リストラを受ける
将来性が無い会社に居続けると、業績悪化のタイミングでリストラを宣告されるということも考えられます。
ボーナスや残業代のカット、事業の縮小等、リストラの前兆を感じた場合は注意が必要です。
パワハラ・セクハラの被害にあう
ハラスメント被害が多い会社に居続ければ、どこかのタイミングで自分もその被害を受ける可能性が高いです。
また会社にハラスメント気質がある場合は、被害を会社に相談してもまともに対応してもらえず、被害を受け続けることになっていまいます。
こういった場合は早めに転職を検討しましょう。
精神的ダメージを負った場合は、会社に被害をしっかりと説明し「会社都合退職」として辞めてしまうのも1つです。
会社都合退職となれば、失業手当をすぐに受給することができるため、心と体を休め、冷静に次を判断することができます。
業務量が増加して心身の不調が起こる
優秀な人には業務が偏りがちです。
その優秀な人が抜けることで、残った人への業務負荷は増えていきます。
また人が辞めたからといって、直ぐに新しい人が来るとは限りません。
特に離職率が高かったり、将来性が低い会社は人材採用にも苦戦している場合が多いです。
大幅に増加した業務量が続けば、心身に不調が起こる可能性もあります。
この場合は、心療内科で診断書をもらい、休職もしくは転職を視野に入れましょう。
まともな人から辞める会社へのリスクヘッジ
周りのまともな人が辞めていく、それを感じたときにどのような行動を取れば良いのでしょうか。
焦る気持ちは分かりますが、落ち着いて今後のことを考えましょう。
転職はしなくてもいいけど、検討はする
転職を検討するのは1つの手段です。
働きながら転職活動をすることで、他の会社と自分の会社を比較できたり、自分の市場価値を判断することにも繋がります。
リストラを受ける、ハラスメント被害を受ける等、追い詰められた状況になる前に、事前に行動しておくことでいざというときにすぐ身動きが取れます。
自分のスキルの棚卸しができることで、必要なスキルが明確となり、今の会社で働き続ける上でもプラスとなります。
被害に合い追い詰められてるなら即退職
急な退職や人事異動により、突然上司からハラスメント被害を受けるようになる、業務過多になる、という可能性もあります。
もし何かしらで追い込まれた場合には、すぐにその職場から離れましょう。
自分から退職を伝えることが難しい環境の場合は、退職代行サービスを使えば、即日で退職が可能です。
退職の意向を伝えてくれるだけでなく、会社との交渉ごとや退職にまつわる手続きも行ってもらうことができます。
職場の人とは一切顔を合わさず退職できるため、追い込まれた状況になった際には、おすすめの手段です。