パワハラはどこの企業でも起こりうる深刻な問題です。
上司からのパワハラで仕事を辞めたいと思っている人、対処法が分からず苦しい状態の人もいますよね。
結論から言えば、パワハラ上司は精神的に追い詰めて対処しましょう。
パワハラ上司を潰す具体的な方法をこの記事では紹介します。
パワハラ上司を潰す方法3選
パワハラ上司を潰す方法は主に3つあります。
- 証拠を集める
- 正論や反論をぶつける
- 労働局に相談
一つずつ解説していくと同時に、その他有効な手段も紹介していきますね。
証拠集め
一番有効なのはパワハラの証拠を集めることです。
- パワハラ発言を録音
- 被害にあった内容をメモする
- メールの内容は保存
- 物的証拠を記録する
録音はスマホや腕時計型のボイスレコーダーを用意し、証拠のメモを取るときは「5W1H」を意識しましょう。
客観的に見て、『これはパワハラだ』と周囲に証明できるものが必要です。
また、精神科・心療内科で受診した際には通院記録も忘れずに保管してください。
周囲の人の証言だけでは、不十分且つ会社の不利益になる事を社内の人間が証明してくれるとは限りません。
パワハラの事実をもみ消されてしまわない様、しっかりと自分自身で証拠を残しておくことがとても重要です。
無視する
パワハラ上司の性格によっては、無視が有効である場合もあります。
相手をイライラさせることで間接的な仕返しになりますし、周囲に『あの上司は理不尽だ』と印象付けることもできますね。
しかしパワハラに対して、自身が強いストレスを感じているのならやめておきましょう。
また無視が返って逆効果となる場合もあるので、上司の人間性を観察することが重要です。
自分のメンタルと相談しながら実行していきましょう。
正論、反論しまくる
パワハラは抵抗されないことを確信するとどんどんエスカレートしていきます。
弱みを見せたり、なんでも受け入れているとその優しさにつけこんでくるのがパワハラ上司の特徴。
例えば上司の仕事を無理に押し付けられたときには「自分の仕事は自分でしてください」ときっぱりと断ることも大切です。
言い返したり、正論を突きつけることで上司を黙らせることができます。
また思い切って言い返す方が、自分の気分もすっきりするかもしれません。
さらに上の上司に報告
大事にせずにいち早く対処する方法として、上司の更に上へ報告する手段があります。
その際には、証拠となるものをしっかり揃えておきましょう。
まともな上司ならすぐに対応してくれますし、パワハラ上司の会社的立場を失墜させることに繋がります。
僕はこの方法でパワハラ上司を閑職へ飛ばすことができました。
しかしパワハラ上司より上の役職の上司がいない場合には、別の方法で対処する必要がありますね。
労基に報告
パワハラは労基に報告するといい、という情報を聞いたことはありませんか?
実は労基(労働基準監督署)にパワハラ相談をしても、対応してもらえることはほとんどありません。
むしろ労基から会社へ問い合わせの電話が入ることで、貴方の立場が追い込まれてしまうこともあります。
会社として対応してくれる場合もありますが、対応にはかなりの時間がかかるでしょう。
外部機関へ相談する場合は、労基でなく労働局に相談しましょう。
労働局とは、明らかな嫌がらせや企業の不正について取り締まる機関であり、パワハラやセクハラ等について相談することが出来ます。
行政の機関なので、企業側から圧をかけられることなく上司を合法的に叩き潰すことが可能です。
転職
ここからはパワハラ上司から離れる方法を紹介します。
おすすめは〝転職〟です。
僕もパワハラ上司がいなくなるまでは、転職を視野に入れて活動していました。
せっかく覚えた仕事から離れるのはもったいないと思う人もいるかもしれませんが、同じ職種を選べばむしろキャリアアップも出来る可能性もあります。
人間関係は一度こじれてしまうと改善が非常に困難なので、いち早く離れた方が時間を無駄にせず済むでしょう。
パワハラ上司を改善させたり、会社の本質を変えるのはとても難しいです。
ご自身の環境や状況から、メリットとデメリットを天秤にかけて考えてみるのもいいかもしれません。
退職
思い切って退職するのも一つの手です。
その際には、パワハラの事実を伝え『会社都合』で退職させてもらいましょう。
自己都合と会社都合では失業保険の日数や待機期間が異なります。
会社都合退職だと失業保険の受給に当たって待機期間がないため、すぐに支給されます。
企業によっては自己都合だと退職金が減額されたりするケースもあるので、かならずパワハラの証拠を突き付けて退職しましょうね。
退職するときは絶対に『会社都合退職』で!
他にも、自分で退職の意思を伝えられない方は、代わりに手続きを勧めてくれる「退職代行」というサービスを利用しましょう。
退職代行サービスを使うと、翌日から出社することも上司と顔を合わせることもありません。
むしろ引き継ぎなく会社を出て行くことで、上司の信用を失墜させることができるかもしれませんよ。
パワハラ上司の特徴
パワハラする人の特徴として以下のものが挙げられます。
- 言葉遣いが悪い
- 上司に対しては大人しい
- 完璧主義
- プライドが高い
- 嫉妬深い
- 気分屋・気まぐれ
パワハラ上司で特に多いのは、怒りの沸点が低い人です。
また自分より立場が弱い人に対してのみ攻撃的な態度を取り、強者には媚びるという典型的なパターン。
自分のプライドが傷つけられたと感じた時には、陰湿な嫌がらせをしたり執拗に怒ったりします。
感情の起伏が激しく、非常に扱いづらいのが特徴です。
自分が正しいと思っている
パワハラ上司は独善的な人が多いです。
聞く耳を持たないので、相手や部下の意見が正しくても決してそれを認めません。
そのため、自分に意見してきた人を反抗してきた・歯向かってきたと捉えるのです。
典型的なパワハラ上司。
僕の上司もこんな感じでした。
会社や家庭でのストレスがやばい
パワハラ上司は会社や家庭でストレスを感じている人も多いです。
そのストレスのはけ口を、立場の弱い部下に向けているのでしょう。
部下に対して高圧的な態度を取ったり嫌がらせをすることで、ストレスを発散しているのです。
実は臆病でパワハラしてプライドを保つ
パワハラをする人の心理には自分の弱さを人に見られたくないという気持ちやコンプレックスを隠したい一心で威嚇してくる人もいます。
本当は臆病で自分に自信がない事を隠すために、自分より立場の弱い人間に対して威張ることで精神を保っているのです。
パワハラ上司への仕返しは精神的に追い詰めるのがベスト
パワハラ上司は会社への執着が異様に強いです。
その理由として家族とうまくいっていなかったり、プライベートで気軽に遊べる友達も少なかったりなど、会社の外へ出たら誰にも相手にされない為、会社では自分の身を守りたいのです。
そのようなパワハラ上司には下記の事が効果的です。
反論しまくる
パワハラ上司に納得がいっていない理由としては大抵、共通して矛盾しているからです。
なので反論するときにはきちんと相手の矛盾点を突いていきましょう。
言い返されたとしても大丈夫です。
動じることなく矛盾点を突き続けましょう。
みんなの前でミスを指摘する
サラリーマンにとって上司や他人からの評価は非常に重要です。
パワハラ上司もサラリーマンである以上、他人からの評価を気にしているのです。
自分の評価を下げる危険な相手だと認識させることが出来れば、滅茶苦茶な要求はしてこなくなります。
自分の心を強く持つことが重要だとも言えますね。